潤緒さんを責める主宰最後に返り討ち 「ほほ灯句会」令和6年10月16日

潤緒さんを責める主宰最後に返り討ち 「ほほ灯句会」令和6年10月16日

#箱蔵剣 #うてな俳句会 #俳句
ほほ灯句会 令和6年10月16日
参加者   井上まり 久保言鬼 箱蔵剣
      西田上酢 高須賀潤緒
投句参加  成本魚乃 舛岡正弘

1蓑虫やマジックアワーに金と化す
2鍵口へ先着く影の星月夜
3水透いて鬼灯朱く鈴の鳴る
4落胤の跡を覚ますや曼珠沙華
5錦木の実の賑々と御殿跡
6枯れ始め力つきたる曼珠沙華
7点滴に合はす鼻唄秋さびし
8すすみ出て案山子に代はる男かな
9山粧ふわたし写真機母スマホ
10爽やかや影は日向と吹き紛ひ
11草雲雀靴の踵を揃へけり
12息あがる霧の山かな読めぬ句碑
13破れ矢来向かうに熟るる大無花果
14タクトなき斑声続くすがる虫
15ため息と白湯一口の白露かな
16海桐の実熟れて磯釣日和かな
17隧道に霧振り払ふ眉間かな
18代金はラブレターなりと秋果買ふ
19一段飛ばし駆け上る観月祭
20列をなすテールランプや鰯雲
21落ち鮎は涙を川へ流しをり
22秋されて禅問答なり豆腐かな
23植木鉢言の葉揺れる秋の風
24日の条へ鴉飛び立つ芙蓉かな
25峡の村軒を寄せ合ひ柿の秋
26秘めきれぬ色浮かぶかな実紫
27鉢一つ買ひて一人のにごり酒
28夜長妻繕ひ始む猫ちぐら
29着ぐるみの黙のはげしき残暑かな
30盆波や不明の生徒戻りたり
31気付かずに秋蚊に刺されし齢かな
32亡き母に供へる私の栗ご飯
33城跡は唐子の髷や竹の春
34下げ潮の洗ふ藍かな秋の海
35歳時記に手帳を乗せて秋去るか
36下り梁川に沿ひたる峡の村
37白日と相撲を取るや花薄
38生え抜きの鉦のし歩く秋祭
39錆び鎌を構へて枯るるいぼむしり
40やむなき町ごと転居秋出水
41音きこゆ窓のきしみや秋の声
42栗甘露渋皮の良さ分かりだし
43鶏頭の足元掛かる一輪かな
44雨雲に峠刺しけり花カンナ
45鉦叩振るバジリコのパスタかな
46包帯の紅つけ指や秋寂びぬ
47大根蒔く畝一尋の島の畑
48瀝青を渡り切れかし穴惑ひ
49ありあまる童のちから秋の海

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